認知症
認知症が広く知られるようになり、もの忘れを感じると「病気では…」と心配される方も多くなりました。
もの忘れはある程度は年齢を重ねると、誰にでも起こりうる自然な症状です。
しかし、自分で体験したことを忘れてしまったり、もの忘れの自覚がなかったりする場合は、認知症の可能性があります。
認知症の診断
認知症の症状には中核症状、周辺症状(BPSD)があります。
中核症状が少なくとも1つ以上の認知機能の領域で、以前の水準よりも明らかに低下している場合、認知症を考えます。
画像検査を必要とする場合、認知症疾患医療センターへの紹介を検討いたします。
中核症状
- 身だしなみに気を遣わなくなった
- 入浴しなくなった
- 着替えができなくなった
- お金の計算ができなくなった?
- 同じものを何度も買うようになった
- 物の使い方がわからなくなった
- 2~3時間前のことを忘れるようになった
- 日付がわからなくなった
- 道に迷うようになった
- 言葉が出づらくなった
- 人の顔や名前を忘れるようになった など
周辺症状
- 「ものを盗まれた」「お金を盗まれた」と繰り返し言うようになった
- 目的なく外出し、迷子になるようになった
- 気持ちが不安定でイライラするようになった
- 眠れなくなった
- やる気がなくなりボーっとする時間が長くなった など
中核症状の程度については、専用の質問を用いて検査を進めていきます。
<質問の例>
- お歳はいくつですか?(2年までの誤差は正解)
- 今日は何年の何月何日ですか?何曜日ですか?
- 私がこれから言う数字を逆から言ってください。
(6-8―2、3―5―2―9を逆に言ってもらう)
こうした簡単な質問であっても全く答えられないという場合、認知症の疑いがあります。
ご家族の方へ
ご家族の方に認知症と思われる症状があらわれた際には、周りの方にとっても大きなショック・不安な気持ちをもたれると思います。
しかし、認知症になったご本人は、目の前にいる人は誰なのか、ここはどこなのかわからないなど、ご家族の方以上に大きな不安を持たれています。
そうしたご本人・ご家族の皆さんの不安を少しでも取り除けるよう診療を行っています。まずはご相談ください。